西新宿のマンション売却相場は？ベストな売り時を専門家が解説

西新宿のマンション相場はここ数年で大きく変化しています。再開発の影響や人気の高まりにより、エリア全体の資産価値が上昇中です。

この記事では西新宿の最新マンション売却相場と、売り時を見極めるためのポイントを専門家が解説します。

西新宿のマンション売却相場はいくら？【2025年最新データ】

再開発が進み、注目度の高いエリア「西新宿」でマンション売却を考えるなら、まず押さえておきたいのが現在の相場価格です。

この章では、最新データをもとに平均価格・平米単価（坪単価）・築年数別の価格の目安をわかりやすく解説します。

新宿区の不動産相場についてはこちら→【2025年最新】東京都新宿区の不動産売却相場と今後の市場動向

平均価格・平米単価・築年数別の目安

再開発が進み、注目度の高いエリア「西新宿」でマンション売却を考えるなら、まず押さえておきたいのが現在の相場価格です。

この章では、最新データをもとに平均価格・平米単価（坪単価）・築年数別の価格の目安をわかりやすく解説します。

西新宿の中古マンション相場は、平均価格約5,824万円（前年比＋8.0％）と上昇傾向が続いています。平米単価は約11.3万円上昇し、立地や築年数によって価格差が見られます。

項目	平均値
平均価格	約5,824万円
平米単価	約134万円／㎡前後
平均築年数	約24.8年
駅までの距離	平均約5.5分
平均専有面積	約43.4㎡

参照：西新宿の中古マンション価格相場 | 新宿区

新宿区全体との価格差と相場の特徴

西新宿の直近3年間の平均中古マンション価格は約138.7万円／㎡で、新宿区全体の平均125.3万円／㎡を約10.6％上回る水準です。

再開発が進むエリアやタワーマンションの多さが価格を押し上げており、都心の中でも資産価値が高く評価されるエリアとして注目されています。一方で、築年数が経った物件では手頃な価格帯も残り、幅広い層に選ばれる市場となっています。

新宿区のマンション売却相場についてはこちら→【2025年最新】新宿区のマンション売却相場は？エリア別価格＆高く売るコツを解説

最近の成約事例から見る西新宿の相場動向

西新宿を含む新宿区の中古マンション価格は、3年前より約29.5％上昇しており、現在も高水準で推移しています。直近の売買価格相場は約10,580万〜10,980万円（㎡単価151〜157万円）と、都内でもトップクラスの水準です。

過去9年間で見ると価格は約67％上昇しており、長期的にも安定した上昇傾向が続いています。再開発による街の価値向上や交通利便性の高さが、中古マンションの成約価格を押し上げている要因です。

比較期間	変化率	価格上昇幅（㎡単価）
1年前比	+13.9%	+15.5万円／㎡
3年前比	+29.5%	+28.9万円／㎡
6年前比	+50.8%	+42.8万円／㎡
9年前比	+67.1%	+51.0万円／㎡

参照：東京都新宿区西新宿のマンション売却・購入価格相場

西新宿のマンション相場が上がっている理由

近年、西新宿のマンション価格は着実に上昇を続けています。

その要因として、再開発による街の進化、都市機能の向上、そして国内外からの投資需要の高まりが挙げられます。この記事では、最新データと市場動向をもとに、なぜ今、西新宿の不動産価値が上がっているのかを分かりやすく解説します。

西新宿三丁目の再開発で住宅需要が拡大

大きな注目ポイントが「西新宿三丁目西地区第一種市街地再開発事業」です。

このエリアは「東京オペラシティ」と「新宿パークタワー」に挟まれた好立地ながら、老朽化した建物や狭い道路が多く、安全性や景観に課題がありました。

そこで、東京都と民間デベロッパーが連携し、地上65階・高さ約235mの超高層複合ビルを中心とした大規模再開発を進行中です（2029年度完成予定）。

【再開発のポイント】

• 低層部に商業施設、高層部に住宅を配置した複合ビルを建設
• 緑豊かな広場や歩行者デッキを整備し、安全で快適な街へ
• 分譲・賃貸を含むタワーマンションが誕生予定

この再開発により、新宿駅・都庁前駅・西新宿駅全体で住宅需要が拡大しています。

街全体のブランド価値が高まり、周辺の中古マンションの地価や評価額も上昇傾向にあります。

参照：西新宿の再開発の全貌とは？スマートシティを目指す西新宿の今をレポート

オフィスや商業エリアの再生が中古市場に影響

西新宿は都心でも屈指のオフィスエリアとして発展してきましたが、近年はオフィスから住宅・商業へと用途転換が進む街へと変化しています。老朽化したビルの建て替えや複合開発が進み、職場と住まいが近い「職住近接型ライフスタイル」を求める層から高い支持を集めています。

この流れにより、「職場の近くで暮らしたい」「通勤時間を短くしたい」と考える20〜40代の購入希望者が増加しています。

その結果、中古マンションの需要も高まり、取引が活発化しています。

タワーマンションや投資物件の取引が増加している

西新宿では再開発の進展と立地の良さから、タワーマンションや投資用物件の取引が増加しています。

特に高層マンションは資産価値の安定性や賃貸需要の高さから人気があり、近年は外国人投資家や法人による購入も拡大しています。

また、1Rから1LDKのコンパクトタイプの投資物件も継続的に取引されており、市場の活発な動きが続いています。

西新宿のマンションの売り時を見極める3つのポイント

「できるだけ高く売りたい」「今が売り時なのか知りたい」と考える方にとって、相場の動きや市場のタイミングを見極めることがとても大切です。

ここでは、売り時を判断するための3つのポイントをわかりやすく解説します。

関連記事：【徹底解説】マンションの売り時は築何年？最適なタイミングと注意点

① 相場の動き｜再開発で需要が高まっている

西新宿のマンション相場は、2023年以降も上昇傾向が続いています。

その背景には、「西新宿三丁目西地区第一種市街地再開発事業」や「西新宿五丁目中央南地区再開発」など、複数の都市計画が同時に進行していることが挙げられます。

【相場上昇の主な要因】

• 新築・築浅マンションの供給増で周辺の中古価格も上昇
• 都庁前駅・西新宿五丁目駅・新宿駅など複数路線の利便性
• 新宿中央公園の整備や歩行者デッキ計画など、住環境の改善

これらの再開発によって、街の安全性や景観、生活利便性が向上し、築年数の経った中古マンションでも再評価される傾向があります。

西新宿は今後も再開発が続き、2040年代には街全体が新しく生まれ変わる見通しです。こうした長期的な都市整備への期待が、資産価値を押し上げる要因となっています。

② 金利の影響｜ローン環境が売れ行きに影響する

不動産の売れやすさは、買い手の資金調達環境、つまり金利状況に大きく左右されます。

特に2025年は、日銀の金融政策転換による金利上昇リスクが注目されており、住宅ローン金利の動向がマンションの成約スピードや購入意欲に直接影響しています。

【金利と売却の関係性】

• 低金利期は購入希望者が多く、価格維持・上昇傾向
• 金利上昇期には「月々の返済額」が増加し、買い控えが発生

現在はまだ低金利の水準（変動金利：0.6％台）が続いており、購入意欲が維持されている状況です。

しかし、今後金利が上昇すれば「高値で売れるタイミング」が過ぎる可能性もあるため、今の金利状況が続いているうちに売却を検討するのが得策です。

③ 築年数｜築15年前後が売りやすい時期

中古マンションの売却では、「築年数」が価格に大きく影響します。

一般的に、築15年前後が最も売却しやすい時期とされており、それ以降は価格が緩やかに下がる傾向にあります。

築年数	残存価値の目安	特徴
新築〜5年	約90〜95％	新築プレミアムが高く、価格が安定している
10〜15年	約80〜85％	実需・投資の両面で需要が高い。
20〜25年	約65〜70％	大規模修繕のタイミングと重なることが多く、買い手が慎重になる傾向
30年以上	約50〜55％	設備の老朽化が進み、リフォーム費用を見込んだ価格交渉が起こりやすい

立地条件が良く、管理体制がしっかりしたマンションは、築年数が経っても価格が下がりにくく、資産価値を維持しやすい傾向があります。

ただし、築15年を超える物件では、購入希望者が「修繕計画」や「共用部分の劣化状況」をより慎重に確認するようになります。そのため、修繕履歴や管理体制を明確に示すことが、高値・早期売却を実現する重要なポイントです。

西新宿のマンション売却でよくある質問

この章では、実際の売却事例や現場での経験をもとに、西新宿エリアで多く寄せられる質問にわかりやすくお答えします。

タワーマンションとファミリー向けで売れ方は違う？

はい、売れ方は明確に違います。

タワーマンションは、西新宿三丁目などの再開発エリアで人気が高く、投資家や共働き世帯が中心で、眺望やブランド性が評価され、高値で早く売れる傾向があります。

一方、ファミリー向けマンションは実需層（住む目的）の購入が中心で、都庁前駅や西新宿五丁目駅周辺など、生活環境の良い立地で安定して売れるのが特徴です。

駅から少し離れた物件でも売れる？

はい、西新宿では駅から少し離れた物件でも売れます。

このエリアは交通アクセスが良く、複数の駅や路線が使えるため、徒歩10分前後の物件でも十分に需要があります。

むしろ、駅近よりも価格を抑えられる分、静かな環境や広めの間取りを求めるファミリー層に人気です。

さらに、再開発によってスーパーや公園など生活利便性が高まり、「駅距離より住みやすさを重視する層」からの注目が増加しています。

適正価格と魅力的な見せ方を意識すれば、駅から少し離れた物件でも十分に売却は可能です。

関連記事：新宿区のマンションを高く売却する8つのコツ【チェックリスト付き】

価格交渉はどの程度できる？

西新宿エリアでは査定価格の3〜5％程度の値下げが相場とされています。

西新宿のような人気エリアでは、強気な価格でも売れるケースがありますが、買主とのバランスが重要です。最初から高すぎる価格で出すと内覧が減り、結果的に大幅な値下げが必要になるリスクもあります。

根拠のある査定額でスタートし、反響を見ながら柔軟に調整することが、最終的に高く売るコツです。

まとめ｜西新宿のマンション売却は「新宿不動産売却サポート」へ相談を

西新宿のマンション相場は、再開発や利便性の向上によって今も上昇基調にあります。

特に築10〜20年の物件や駅近エリアは需要が高く、売却のチャンスが広がっています。売り時を逃さず、信頼できる不動産会社と戦略的に進めることが成功の鍵です。

新宿不動産売却サポートでは、西新宿エリアの不動産市場に精通した専門スタッフが、査定から販売戦略の立案、契約・引き渡しまでを一貫してサポートします。

多くのマンションを高値で成約へ導いた実績があり、「早く・安心して・納得の価格で」売却できる体制を整えています。

西新宿でマンションの売却を検討中の方は、お気軽にご相談ください。